どこまで続く、オブライエン軍団の快進撃

昨日の土曜日、サンダウン競馬場でエクリプス・ステークスが行われました。クラシック距離で3歳馬と古馬が対決する最初の大舞台ですね。
もちろんGⅠ、3歳上、1マイル2ハロンです。
今年のメンバーは、正直言ってやや小粒。クラシック・レースを賑わせたメンバーがほとんど参加しませんでした。その代わりレースとしては粒が揃い、大混戦と言えるでしょう。どれが勝っても不思議じゃない。
1976年以来このレースのスポンサーを務めているブックメーカーのコラル Coral のスポークスマンも、この33年間で最も混戦、というコメントを出していましたからね。
当初登録は9頭。去年のチャンピオン・ステークスを制したリテラートが取り消して8頭立てで行われました。
馬場状態がキーポイントになったレースでもありましたね。例えば、30年ぶりのエクリプス制覇に挑んだヘンリー・セシル厩舎は2頭出し。良馬場に実績のあるフェニックス・タワー Phoenix Tower と、雨を期待していたマルチディメンジョナル Multidimensional という具合です。
最終的には天気はもったようで、Good to Firm の発表。所により Firm ですから、重得意組には苦しい展開だったでしょうか。
で、勝ったのはマウント・ネルソン Mount Nelson 。またしてもオブライエン厩舎の馬です。オブライエン、今回はマウント・ネルソン1頭のみの挑戦、当然ながらムルタ騎手が騎乗。
最後は1番人気に上がったフェニックス・タワーとマウント・ネルソンの一騎打ち、首の上下という勝負でしたが、短頭差で制したのはマウント・ネルソンでした。
3着は1馬身遅れてパイプドリーマー Pipedreamer 。
マウント・ネルソンって何? という人もいるでしょうが、2歳時にクリテリウム・インターナショナルというGⅠ戦を既に制した馬。去年は故障のために1戦しかできなかった4歳馬です。
もともと厩舎では期待が高かった馬で、今年は順調にスタート、アイルランドとフランスで試走したあと、ロイヤル・アスコットではクイーン・アン・ステークスで5着。このときも道中の不利が無ければ、もっと良い勝負になっていた、とオブライエンさんはコメントしてます。
オブライエンにとってこれがエクリプス4勝目。止まるところを知らぬバリードイルの快進撃。これで今シーズンのGⅠ戦には12勝した勘定になります。
いや~、またオブライエンか。というサンダウンの溜息でした。

 http://jp.youtube.com/watch?v=8BJKr09sGNg

 

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